必要な飼育設備

水槽サイズ

タワー育成水槽60×45×35
タワー育成水槽60×45×35

ショップで販売されているリーフスティングレイのサイズであれば、60×45×45㎝水槽から飼育可能と考えられます。

高さに関しては35㎝まで下げても今のところ問題はありませんが、水量の確保を考えると45㎝はあったほうが良いのではないでしょうか。

90×45×45とドライタワー及びバレット3
90×45×45とドライタワー及びバレット3

成長に合わせ水槽サイズを変更しますが、当分の間(2年ぐらい)は90×45×45㎝水槽で飼育できると思います。

3年ぐらい飼育するなら90×60×45(h)ぐらいあれば大丈夫です。

ただし、餌をたくさん食べ、元気な個体で3年目以上であれば、180×60×60㎝で飼育することをお勧めします。

 

1800×600×600最古参リーフ
1800×600×600最古参リーフ

私は3年目の個体を120×60×45(h)で半年ほど飼育しましたが、狭そうに感じたので、3年以上の個体は180×60×60㎝水槽にて飼育しております。

現在6年目(今年の夏に7年目)のリーフスティングレイがおりますが、胎盤長55㎝、全長67㎝ぐらいの大きさがあります。

まだまだ成長しているような気がするので、もっと大きな水槽で飼育すれば成長するのかもしれません。

自然下でのリーフスティングレイを観察したことがありませんので、通常の成魚サイズがどのくらいなのかわからないです。

 

濾過システム

ドライタワーとバレットXL-2
ドライタワーとバレットXL-2

また、どのような水槽サイズにせよ、ろ過システムはオーバーフロー方式(以下OF)をお勧めします。

次に上部ろ過方式、外部式や外掛け式はお勧めしません。

上部は市販品だとレイシーRFGシリーズかRFシリーズをお勧めします。またはそれに準ずるろ過システムなら大丈夫だと思います。

そして、プロテインスキマーは必ず設置しましょう。

 

殺菌灯に関しては、あってもなくても良いです。

リーフスティングレイは白点病には罹患しません。リーフスティングレイで怖い病気はハダムシに寄生されてしまうことです。後述しますが、ハダムシは殺菌灯やオゾンでは死滅させられませんので、通常の海水魚飼育のような設備はいらない場合もあります。

タワー育成水槽濾過槽 濾過槽が小さいのでサンゴ礫ではなくサンゴ砂3Lサイズ
タワー育成水槽濾過槽 濾過槽が小さいのでサンゴ礫ではなくサンゴ砂3Lサイズ

ろ材いついてですが、今まではセラミックリングを使用しておりましたが、経年的な目詰まりなどによるろ過応力の低下を考えると、サンゴ礫の使用をお勧めします。

サンゴ礫とは一つの珊瑚片が5㎝×5㎝ぐらいの大きなサンゴ片です。海水魚ショップにも常時在庫のある商品ではないので、通販などで探した方が早く見つけられるかもしれません。

水槽用クーラー

リーフスティングレイは低温(20℃以下)には弱く、高温なら一時的に30℃を超えても大丈夫ですが、28℃以下23℃までぐらいの温度帯で健康に飼育できます。

そのため、必ずしも水槽用クーラーが必需品ではありません。

ただ、日本の夏は暑い・・・

人工海水

現在私が使用している人工海水はインスタントオーシャンのみです。理由はコストパフォーマンスと、溶けやすさだけで選択しています。