リーフスティングレイの病気

リーフスティングレイは白点病などの他の海水魚が患う病気にはなりません。

リーフスティングレイや他の海産エイで最も恐ろしいのはハダムシによる寄生です。

アカエイやトビエイは淡水浴に1時間以上耐えるので、ハダムシを体から落とすことが出来ますが、リーフスティングレイは淡水に耐性が無いようで、あまりに塩分濃度を低くすると死亡します。

そのため、ショップにてハダムシに寄生されていないかを確認することが必要です。

ハダムシは半透明で腹面に寄生しているため、泳いでいないと確認が出来ません。

以前、ハダムシにより状態の良いリーフスティングレイが4枚死亡しました。

現在飼育しているリーフも寄生されましたが、命を落とすとことはなく現在も健康に育っています。

ハダムシは殺菌灯やオゾンでは撲滅できないため、ハダムシの発生した水槽は濾過槽も含め淡水浴を1日以上させる必要がありますが、現実的ではありません。

6年目のリーフスティングレイの水槽でも淡水浴をしていないため、たまに発生しますが、致命傷になるような寄生のされ方ではないので、放置しています。

基本的にはハダムシを飼育槽に持ち込まないことが一番の予防策ですね。

ハダムシは鰓にまで寄生するようで、鰓に寄生されると呼吸が出来なくなり死に至るようです。

 

病気ではありませんが、床材のサンゴ砂が汚れてくると、腹面がただれます。

そこから細菌感染し死亡している様なケースも見られますので、定期的にサンゴ砂のデトリクスを取り除きましょう。

 

 

ハダムシ以外の寄生虫などの予防にはスカンクシュリンプ、ホンソメワケベラが有効です。

必ず同居させましょう。

ただし、ホンソメは食べられてしまうことがあるのと、ホンソメと思って買ってきた魚がニセクロスジギンポ?だとエイの体表をかじり取るので注意が必要です。

リーフが明らかに嫌がるそぶりを見せていたら、ホンソメは取り出しましょう。スカンクシュリンプはエイ1枚に対し2匹入れて下さい。

 

 

土台で傷を作った例
土台で傷を作った例

人工海藻の土台部分で傷を作ってしまったリーフスティングレイ。

殺菌灯やオゾナイザーを使用していないと、細菌に感染するリスクが高まり、最悪死に至ります。